
【特集】
これからが旬,小腸腸内細菌叢‼
腸内細菌叢(マイクロバイオーム)研究が急速に進展するなか、これまでの大腸中心の議論から、全身の代謝や免疫に深く関わる「小腸」の細菌叢へと世界の注目がシフトしている。今号では「これからが旬,小腸腸内細菌叢‼」をテーマとし、肥満やインスリン抵抗性、肝線維化、多発性硬化症といった多岐にわたる疾患との関連から、呼気分析による最新の診断技術まで、最先端の知見を網羅した。基礎研究から臨床応用への架け橋となり、明日からの研究・診療の「次の一手」を照らす一冊。
<目次>
■ 座談会: これからが旬,小腸腸内細菌叢‼
久松理一/入江潤一郎/佐藤尚子/三好 潤
■ 特集
・Overview (序) (久松理一)
・小腸の炎症が肥満に伴うインスリン抵抗性に関与する (中本伸宏 ほか)
・小腸における Akkermansia muciniphila が肝線維化、肝性脳症の改善に寄与する可能性 (三好 潤 ほか)
・呼気中水素・メタン分析による小腸内細菌異常増殖の診断と臨床的意義の検討 (坂牧 僚 ほか)
・α-グルコシダーゼ阻害薬が小腸パイエル板におけるIgA応答に及ぼす影響 (髙橋大輔 ほか)
・多発性硬化症モデルにおける小腸自己応答性T細胞 (宮内栄治)
・本号の表紙: 小腸腸内細菌叢はさまざまな臓器や疾患に関与する (編集部)
■連載
【消化器医師が実践する実験手法とピットフォール】
・第6回 染色結果の評価法 (溝口恵美子)
【日本から発信されたサイエンス】
・No.68 喫煙が炎症性腸疾患の腸内環境に与える影響を解明 ―腸内細菌叢と代謝物の変化を通じた検討により明らかになった、喫煙によるIBDへの相反する効果― (對田 尚 ほか)
・No.69 妊娠初期の腟細菌叢におけるLactobacillus属優位は良好な妊娠転帰と関連する:日本人母子コホート研究から (小栗典明 ほか)
【知らなきゃ損 腸管免疫学っておもしろい!】
・CD8 T細胞(キラーT細胞)をもっと知ろう (波多野 良)
【Lab. Scope】
・研究室にようこそ (阿部寛幸)
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■編集幹事
児玉 裕三(神戸大学大学院医学研究科内科学講座消化器内科学分野教授)
佐藤 尚子(理化学研究所生命医科学研究センター空間免疫制御理研ECL 研究ユニット)
猿田 雅之(東京慈恵会医科大学内科学講座消化器・肝臓内科主任教授)
高見 太郎(山口大学大学院医学系研究科消化器内科学教授)
土屋輝一郎(筑波大学医学医療系消化器内科教授)
仲瀬 裕志(札幌医科大学医学部内科学講座消化器内科学分野教授)
久松 理一(杏林大学医学部消化器内科学教授)
■名誉顧問
溝口 充志(久留米大学医学部免疫学講座主任教授)
渡辺 守(順天堂大学医学部特任教授)